小笠原岳

Gaku Ogasawara

近所の散歩、
外出先でのスナップなど。
そんな写真を載せながら
日々の出来事などを。

2010.09.10

2010年9月10日  「UENO STATION」

100910


かつて東北の玄関口だった上野駅。
小学生の頃はカメラを持って電車の写真を撮りに。
中学生の頃はアメ横にGパンやコンバースを買いに。
高校生の頃はヘルメットやグローブなどのバイクグッズを買いに (上野にはバイクショップがずらっと並んでいる)。
大学生以降は・・・ほとんど足を踏み入れることのない街になってしまった。

きょう久しぶりに上野駅正面玄関口にやってきた。

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2010.09.09

2010年9月9日  「Mt.Yarigatake #02」

100909


二日目、

AM04:30 起床。
        山小屋の薄っぺらい壁がガタガタと音を立てている、なにやら風の音がすごい。
        外に出てみると辺りは真っ白で風が強く小雨混じり。おまけに寒い。
        有視界は5mほど、山荘のすぐ目の前にあるはずの山頂はもちろんまったく見えない。
        きのうの好天は何処に?

AM05:25 日の出時刻。
        まわりは明るくなってきたもののガスは変わらず、御来光は拝めず、カメラの出番もなし・・・。

AM06:00 天候は変わらず、朝食を済ませた人たちが次々と山を降りていく。
        もちろん目の前の山頂に登ろうなんて無謀な人は誰もいない。
        山荘の談話室のテレビで天気予報を見ていると昨日、話しをした女性ガイドさんが部屋に入ってきて
        「教訓ですね、山頂は登れるときに登っておけって」
        「・・・・・・」
        昨日のあの時点では体力も気力もなくなっていたので仕方がない。
        しばらく様子をみるも回復の見込みはないし、山頂アタック断念どころか
        台風9号が近づいてきているので当初予定していたルートも危ない。
        ルート途中にある難所、大キレットで足を滑らせてGo to Heaven (Hellかもしれないが・・・)も嫌なので
        山頂アタックも穂高縦走も諦めておとなしく下山することに決定。
        8時間かけて標高3080mまで上がってきておきながら、
        あと残りのたったの100mを諦めなければならないなんて。


AM07:00 下山開始。
        昨日の暑さが嘘のような寒さ。
        小雨交じりの強風、視界不良は変わらず、
        Tシャツの上にフリースを着て、さらにダウンジャケットを着て、レインウエアを着用、
        そしてグローブも装着の完全防寒。
      
        標高が下がるにつれガスは薄れ、風は弱くなり、気温も上がっていく。
        山小屋下200m、スタート時の服装だと汗をかくようになってきたので中間着のダウンを脱ぎ、
        さらに下っていくと雨があがってきてさらに暖かくなってきたのでレインウエアを脱ぐ。
        もしかしたらと思い、降りてきた道を振り向いてみたものの山頂は真っ白いガスの中で変わらず。

AM08:00 天狗原分岐
        ここまで降りてくると陽も差し初めて暑くなってきたのでフリースを脱ぎTシャツ1枚のみに。

AM09:00 写真(槍沢にて)
        一日目の写真とほぼ同じ場所にて。
        天狗原より上は雲の中。

AM09:30 槍沢ロッヂ到着。
        山荘で親しくさせていただいた御夫婦と再会。
        このご夫婦がすごい、お歳は還暦の頃だと思うのだが、
        1週間前に剣山、その1週間前に富士山、さらにその1週間前に鹿島槍、その前は北海道大雪山・・・、
        来週からは韓国へ行くという、観光かと思いきや山登りに行くのだとか。
        そのタフさに感服。
        先に降りる御夫婦を見送りこちらは小休止&軽食タイム。

AM11:00 横尾山荘到着、休憩。
        ここまでくるとだいぶ降りてきた感じだが距離的にはまだ半分以下、先はまだ長い・・・。

PM12:30 徳沢到着、休憩。
        道自体はほぼ平坦路で登山道というよりは遊歩道。
        ひたすら下りの連続で膝にかなりきて疲労感もたっぷり。

PM01:30 明神分岐到着、休憩。
        ここから先は登りに使ったルートとは違う梓川の対岸側ルートへ。
        疲れているんだからよせばいいのに梓川に架かる明神橋を渡ると奥の明神池へ行ってしまう。
        この明神池は朝や夕方の斜光時、ガスが出ていたりすれば雰囲気はあるんだろうけど
        晴天の日中ではなんかイマイチ、一般観光客も多く写真もそこそこに下山ルートへ戻る。

        明神より下流側ですれ違うのはほとんど一般観光客。
        軽快な足取りの彼らとは違いこちらは薄汚れた格好にくそ重たいザックを背負ってヨレヨレに歩く。
        昨日一日で登った道であるはずなのに、こんなに長かったっけ?というくらいとってもとっても長く感じる下山路。
        
PM02:45 河童橋到着。
        観光客でごった返している。
        9月の平日でこんなに人がいるんだから8月の休日ともなればすさまじい人がいるんだろうなあ、
        なんてことを考えながら一歩一歩あるく。
        この河童橋から上高地BTまでの400mが、たったの400mが嫌になるほど長く感じる。
        もう歩くスピードは杖をついて歩く高齢の御老人にも追い抜かれるほどのトボトボ歩き。

PM03:00 上高地BT到着。
        バックパックを下ろして地べたにへたり込む。
        なにはともあれ無事下山。
        当初の予定とは違うが、1泊2日で槍ヶ岳往復はキツイ、と身をもって実感。
        こんど来るときは2泊3日だな、と体力増強することより先に日程のゆとりを考えてしまう軟弱な自分。

PM03:15 土産物屋には目もくれず(見る余裕なし)沢渡行きのバスに乗り込む

PM03:35 沢渡駐車場到着
        自分の車を目にした瞬間、まるでマイホームに帰ってきた気分、ここから家まではまだ300kmもあるのに。
        沢渡地区にいくつかある駐車場の中で市営第二駐車場の良いところは誰でも入れる無料の足湯があるところ。
        バックパックを車に放り込むのもそこそこにとりあえず足湯。
        重い登山靴から解放された瞬間の足の気持ちのいいこと、
        そして足湯に入れた足がジワーっと温まってきて気持ちいいー。
        自分で足をマッサージしたり、ストレッチをしながら30分ののんびり足湯タイム。

PM04:00 上高地ホテル到着
        足湯の次はやっぱり全身で入れる温泉。
        当初は白骨温泉に行く予定でいたのだが道路が通行止めとかで断念。
        駐車場近くまで戻って日帰り入浴ののぼりを出していた上高地ホテルへ。
        ここでものんびり湯につかって温泉を満喫。

PM08:00 中央高速諏訪SA到着
        今日の夜、山の中で食べる予定にしていたおでんを
        諏訪SAの駐車場の端っこの方でコンロで温めて諏訪湖の夜景を見ながらひとり夕食タイム。

AM00:01 八王子IC通過
        高速料金は平日なのでどこまででも1000円は利用できないので
        少しでも安くするため平日深夜割引になる12時を過ぎてから八王子ICを通過するように時間調整。
        同じように考えるドライバーもかなりいて、
        12時少し前、八王子ICの3kmほど手前ぐらいから左側車線の車は50km/hくらいのノロノロ運転に。
        12時過ぎるとノロノロ運転の車たちがどんどんICを通過。

AM00:45 自宅到着。


        
こうして当初の槍ヶ岳登頂、穂高縦走完走記になるはずが、槍ヶ岳撤退記になってしまったのであった、おしまい。

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2010.09.08

2010年9月8日  「Mt.Yarigatake」

100908


3日間の夏休み、どこに天空散歩へ行こうかと考えて
ずっと昔から行こうと思いつつ、もう十数年もほったらかしにされていた念願の槍ヶ岳へ決定。
しかも今回はお気楽なソロでの天空散歩。
事前にたてた計画では、

1日目:上高地バスターミナルスタート~槍ヶ岳
2日目:槍ヶ岳~穂高岳
3日目:穂高岳~上高地

という縦走ルート。
バックパックのスタート重量は14kg。
テント泊でもないのにこんなに重いのはカメラと三脚で4kgもあるから。


1日目、
少しでも経費を安く抑えるために日曜の夜10時半に家を出発しPM12:00前に八王子ICを通過、
あとは松本ICに何時に到着しても高速料金は1000円ポッキリでOK。
スタート地の上高地にはマイカー規制でそのまま入ることはできないので
上高地の15kmほど手前の沢渡地区にある市営の駐車場にマイカーをデポ。
車の中で3時間ほど仮眠してからバスに乗り換えて上高地へ。

AM07:00 上高地BTで登山届を出してから天空散歩スタート。
        天候は良好、足取りも軽い。

AM08:30 徳沢にて1回目の休憩。
        草原のようなきれいなキャンプ場がグッド。

AM09:30 横尾通過。

AM10:45 槍沢ロッヂにて2回目の休憩。
        きれいな山荘で梓川からひいてる水が豊富なためかお風呂まである。
        まだまだ元気。

AM12:00 写真(槍沢にて)
        明日の天空散歩道が写真正面の上部に見える。

PM01:00 天狗原分岐
        槍沢ロッヂを過ぎてから日陰がなく強烈な日射、
        ここはほんとに標高2000m?と思うほどの猛烈な暑さで30分間隔くらいで休憩。
        天狗原のハイマツ帯で猿のファミリーと雷鳥のペアに遭遇はオマケ。

PM02:00 坊主岩
        日射と暑さでかなりの疲労感。
        坊主岩の横の大岩で大の字になってぐったりと休憩。
        むっくりと起き上がるとちょうど横を通りかかった大学生の男女混成パーティーに
        「おはようございます!」と爽やかな笑顔で声をかけられる。
        若いっていいなと痛感。

PM02:30 殺生ヒュッテ分岐
        すぐ頭上にゴール地点の槍ヶ岳山荘が見えるも全然近づいてこない。
        踏み出す一歩が足のサイズ以下に。
        ここからゴールまでは気合いと根性の世界。

PM03:00 槍ヶ岳山荘に到着。
        いろんな人に「お疲れさま!」 と声をかけられるもこちらはひきつった笑顔を返すのが精一杯。
        目の前には槍の先がどーんと待ち構えてるももう登る気力も体力もない、写真もなし・・・。
        話しかけてくれた女性ガイドさんが「今日は360度の絶景パノラマでしたよ。明日も大丈夫でしょう」
        とのアドバイスで先っぽは眺めるだけにして山頂アタックは明日にすることに。
        
        本日の寝床は槍ヶ岳山荘素泊コース。
        指定された寝床へ行くと3畳ほどの空間に枕が6個並んでいる・・・6個・・・。
        山荘にとって一番金にならない素泊まりだから仕方がないかと諦めていたが
        繁忙期は過ぎているため部屋の主は3人でなんとか人間1人分の空間を確保することができた。

PM08:00 日の出を拝むために早めに就寝。


        つづく・・・

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2010.09.05

2010年9月5日  「Holiday」

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少し遅い夏休み。
天空の散歩へ。

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2010.09.04

2010年9月4日  「SKY」

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橋として見るとなんとも思わないが、
これを建物だとして見ると超々ロングスパンのとんでもない建築物に見えてくるから不思議。

建築の世界と土木の世界、
似ているようでそのつながりや交流はほとんどないという不思議。

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2010.09.03

2010年9月3日  「Bridge」

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今日はこまごまとした雑用があったのでグランマに乗って都内へ。
7月くらいから乗るのを避けていたのだが、久しぶりに日中に乗ったら熱いのなんの。
気温が35℃くらいあるということは道路のアスファルトは50℃くらいあるのだろうか。
走ってても熱風しか感じないし、止まったら止まったで熱気が体にまとわりついてくるといった具合。

原宿、青山、神田と回って用事を済ませたあと、
汐風でも浴びれば多少は気持ちいいのかとベイサイドへ行ってみたが、
海から蒸発する水分が湿気となってぜんぜん気持ち良くなかった。

橋の向こうの砂浜まで行こうと思っていたが、
少しでも早くこの不快な暑さから解放されたかったので
ポカリ500mmを一気に補給してそのままノンストップで家路についた。

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2010.09.02

2010年9月2日  「SKY」

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朝、晩はいくぶんか涼しくなってきたようだが、
日中は当たり前のように35℃オーバー。

今年の夏は113年間でナンバーワンの暑さだったとは気象庁の発表。
来年の夏は114年間でナンバーワンの暑さ、とならないことを願う2010年の夏。

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2010.09.01

2010年9月1日  「First Star & Mt.Fuji」

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今日から9月だというのに今日の気温はいったい何℃あったのだろう?

地元の小中学校は先週からすでに新学期が始まっている。
普通教室にはエアコンが設置されていてそこそこ快適なようだが、
特別教室までは設置されてないようで暑くて暑くて授業どころではない、と。

自分の学生時代は幼稚園から大学まで冷房なんていっさいなかった。
学校のエアコンは贅沢品ではなくなって
生命維持に必要な装置になってきてしまったのかもしれない。

エアコンが生命維持に必要な装置なんて大袈裟ー、 と言える気候で踏み止まって欲しい。

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