小笠原岳

Gaku Ogasawara

近所の散歩、
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そんな写真を載せながら
日々の出来事などを。

2009.08.28

2009年8月28日  「Shadow」

090828


きょうの午後あたりから体の節々が痛くなってきた。
登って降りてとただ歩いていただけなのに、体中が筋肉痛で痛い。あ~情けない。

写真は下山途中、8合目あたりで撮った。
説明がないとわからないかもしれないが・・・富士山の影である。
影の左側に山中湖、右側の半分影に隠れている街並みが御殿場市街、
その奥の山並みが箱根、さらにその奥は太平洋が見えている。
あまり気にしたことはないが晴れた日には当然、富士山の影ができるのだ。
しかも高さは3776m、巨大だ。街中の超高層ビルの比ではない。
日本で一番高い横浜のランドマークタワーですら296mなのだから。
影となる範囲も巨大、街がすっぽり富士影に覆われてしまうほど。
しかしなだらかな山形のおかげで永久日影となるエリアは無いのだろう。







以下は次の富士登山のための自分宛の備忘録である。

<行程>
単独行ならともかくチビ連れの場合は1泊2日の検討の余地あり。
高山病対策として高度に慣れさせる意味でも途中泊の方がいいのだろう。
山小屋のリサーチも要 (どこでも寝れるけど1畳に2.5人は嫌だ)。

<飲料>
山小屋で売っているペットボトル飲料は高い。1本500円である。
しかし荷物を極力軽くするためには500円で買う価値は有りかもしれない。
500mlのペットボトル1本で500g超だ。この重さは平地ならともかく富士登山では無視できない重量である。
とりあえず1本で登りはじめ、必要な時に山小屋でその都度買う・・・ほうが賢いような気がする。
表現は適切でないかもしれないが、軽さをお金で買うのである。
山小屋にはポカリもアクエリもクリスタルも天然水も売っているのだ。

<シャツ>
今回、チビはスポーツ用速乾性Tシャツでいつもサラサラ、爽やか少年だった。
オヤジは綿のTシャツでいつも汗びっしょり、脂ギッシュな中年だった。
脇の下とザックがあたる背中なんてひどいもんだ。
乾かないということはその水分がそのまま重量として負担にもなる。
次はオヤジも速乾性シャツで爽やかに決める。

<靴>
登りはともかく、須走の下りは靴の中に砂や小石がたくさん入りこむ。
靴はハイカットの方が良い。さらにプラスしてスパッツがあったほうがベター。
重い登山靴である必要はない。ハイカットでグリップ力があるとにかく軽い靴がベスト。
車で言うところのバネ下荷重は軽ければ軽いほどいい。

<手袋>
須走の下りでは気をつけていてもどうしても足を取られてずっこけてしまう。
尻持ちと同時に手もつくわけだが、鋭角的な砂利、これがけっこう痛いのだ。
流血まではいかないが手のひらが内出血の点てん模様になる。
手袋をしていればその痛みもずいぶんと軽減されるだろう。

<荷物>
今回は富士登山が初めてのチビ連れだったため、
エマージェンシーを考慮してフル装備の荷物でザック込みの重量が10kgを超えてしまっていた。
(今年の夏、北海道で起きた夏山の大量遭難事故の影響を受けてしまっている)
金属の塊であるカメラも加重に加担していた。
ひとつひとつの荷と衣類について重さも含めて吟味した方がいい。

<体力>
サラリーマンを辞めてから階段を上り下りする機会がめっきり減ってしまった。
今回の富士登山がきつかった要因のひとつであろう。
ウォーキングやジョギングの時に階段メニューも加えたほうがよさそうだ。
とりあえずこの筋肉痛がおさまってから始めるか・・・。



さてさて、次に富士山にチャレンジするのは何年後だろうか・・・。
右肩下がりの体力低下を少しでも緩やかな曲線にしておかないともっと痛い目にあうぞ。

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