2012.09.23
<最近読んだ本>
「政界汚染」 (濱嘉之)
警視庁公安の世界を描いた作品。
元警視庁警視あがりの作者だけに、話は詳しくリアル。
小説の中の話が本当にあったりするのだろうかと、考えてしまう。
★★★☆☆
「かばん屋の相続」 (池井戸潤)
作者が得意とする銀行を舞台とした短編集小説。
本のタイトルにもある最終編の「かばん屋の相続」を読み終え、
なんとなくどこかで似たような事があったような、と思ったら、
京都の帆布かばんメーカーの相続争いをモデルにしたようです。
なるほど、そうゆうことだったのか、と小説を読んで理解。
★★★★☆
「果つる底なき」 (池井戸潤)
おなじく銀行を舞台としたミステリー小説。
氏の作品はどれを読んでも読みやすくハズレがない。
それにしてもこれだけ小説の舞台にあがる銀行っていうのは
いったいどんな世界なのでしょう。
小説曰く、
「銀行の常識は夜の中の非常識」とか・・。
★★★★☆
「最終退行」 (池井戸潤)
池井戸作品三連チャン、そしてまたまた銀行小説。
同氏作品の「空飛ぶタイヤ」と同じように、
最後は悪を倒し、正義が勝つ。
テレビでいうところの水戸黄門的(古っ!)な銀行小説。
結末は読めてしまうけどそれでも面白い、
まさに池井戸ワールドな小説。
★★★★☆