小笠原岳

Gaku Ogasawara

近所の散歩、
外出先でのスナップなど。
そんな写真を載せながら
日々の出来事などを。

2011.10.21

2011年10月21日  「Library #7」

111021


「素行調査官」(笹本稜平)を読みました。
主人公は元探偵で特別採用という枠で警視庁に就職、拝命先が監察係という設定。
監察係というのは警察の中の警察のような部署だそうで、
警察官の不正や不品行を取り締まるのが任務だそうです。
但しその仕事というのは警察官の犯罪が世間に表沙汰になる前に
警察内部で表沙汰にならないように処理をすることだそうです、小説では・・・。
警察には一般人が窺い知れない秘密がいっぱいあるようです、小説では・・・。
警察という組織はいったいどんな世界なのでしょう、恐いですねぇ~・・・。
★★★★☆




写真:東京工業大学新図書館 (設計 :安田幸一研究室+佐藤総合計画)

カテゴリー: Architecture, BOOK | コメントする

 

2011.10.20

2011年10月20日  「Library #6」

111020


「越境操作」(笹本稜平)を読みました。
警視庁と神奈川県警を舞台にした警察小説です。
タイトルの「越境」には、
警視庁と神奈川県警(←犬猿だそうです)、組織と個人、正義と悪といった
対義する部分を越境する意味を込めてるそうです。

「事実は小説より奇なり」という言葉がありますが、
この小説より事実は奇だとすると警察という組織は
いったいどんな世界なのでしょう。
★★★★☆




写真:東京工業大学新図書館 (設計 :安田幸一研究室+佐藤総合計画)

カテゴリー: Architecture, BOOK | コメントする

 

2011.10.19

2011年10月19日  「Library #5」

111019


「不祥事」(池井戸潤)を読みました。
池井戸氏が得意とする銀行が舞台です。
トラブルを抱える支店を指導する部署の若手女子行員が主人公。
銀行という特殊な組織で起こる様々なトラブルを
主人公のヒロインがバッタバッタと悪銀行マンを斬りまくるという
池井戸作品らしい爽快・痛快作品です。
★★★☆☆




写真:東京工業大学新図書館 (設計 :安田幸一研究室+佐藤総合計画)

カテゴリー: Architecture, BOOK | コメントする

 

2011.10.18

2011年10月18日  「Library #4」

111018


「フォックス・ストーン」(笹本稜平)を読みました。
元傭兵のセキュリティコンサルタントを主人公(日本人)とした国際謀略小説で
1960年代後半にアフリカで起きたビアフラ戦争が土台になっています。
この小説、読み終えてなんとなくどこかで読んだようなストーリーと思ったら、
ビアフラ戦争は好きな作家の一人、フレデリック・フォーサイスが
「戦争の犬たち」で描いた世界でした。

笹本氏の作品ももちろんフォーサイスの作品も秀逸です。
何年か後に両作品を続けて読んでみようと思います。
★★★★★




写真:東京工業大学新図書館 (設計 :安田幸一研究室+佐藤総合計画)

カテゴリー: Architecture, BOOK | コメントする

 

2011.10.17

2011年10月17日  「Library #3」

111017


「警視庁公安部・青山望 完全黙秘」(濱嘉之)を読みました。
好きな作家の一人で次の作品が出るのを楽しみにしていました。
濱氏自身は警察官出身(警視庁警視で退官)の小説家で
故に警察の内部事情に詳しく、作品にもそれがよく表れてます。
警察という組織に興味がある人(良くも悪くも)にはおススメです。
★★★★☆




写真:某銀行本店のライブラリー

カテゴリー: Architecture, BOOK | コメントする

 

2011.10.16

2011年10月16日  「Library #2」

111016


「片眼の猿」(道尾秀介)を読みました。
道尾氏の作品は初めてです。
「向日葵の咲かない夏」やChiling Linが出演したテレビドラマの原作
「月の恋人〜Moon Lovers〜」といった作品があるようです。

「片眼の猿」は盗聴専門の探偵が主人公のミステリー小説。
読み始めから読み終える直前まで登場人物に対してずっと疑問を抱えさせられ、
最後の最後でその疑問が一気に明かされ、その疑問とタイトルが結びつくという展開です。
★★★☆☆




写真:えんぱーく (設計 :柳澤潤/コンテンポラリーズ)


カテゴリー: Architecture, BOOK | コメントする

 

2011.10.15

2011年10月15日  「Library」

111015


読書の秋です。
移動時間、待ち時間はいつも読書です。
まあ移動時間の時は読書より寝てることの方が多いですが・・・(電車の場合)


「鉄の骨」 (池井戸潤)を読みました。
鉄の骨?ってなんのこっちゃと読み始めると
「鉄の骨」から「の」を抜くと「鉄骨」に。
タイトルの通り?、建築を舞台にした作品です。

そこそこ長く建築の世界にいる自分には、
少々耳が痛い、いや読書の場合は目が痛いというのか・・・、
そんな内容です。
建築と無縁の方が読んで、建築の世界ってこんななの、
と思われても困りますが(自分が困ることもないか・・)、
こんな世界もあるのかもしれないぐらいに読んでみるといいかもしれません。
★★★☆☆




写真:練馬区立豊玉南小学校 (設計 :類設計室)

カテゴリー: Architecture, BOOK | コメントする

 

2011.08.28

2011年8月28日  「bubble」

110828


すっかりファンになってしまった池井戸潤氏の作品を2冊読みました。
タイトルは 「オレたちバブル入行組」 と 「オレたち花のバブル組」。
自分の就職時もバブルだったこともありタイトルに惹かれたのです。

この2冊はシリーズになっていて、
主人公はバブル狂乱時代に大手都銀に就職したバンカーという設定。
1作目が就職する前の学生時代から係長までを、
2作目が次長時代を描いた作品。

作者は元銀行マンだけあって銀行の世界にも詳しいようで
内容は細かく、つっこんだところまで描かれています。
ふだん銀行とはATMマシーンとの付き合いしかない自分には
知らない世界をのぞいているようで面白い内容がもりだくさん。

先に読んだ 「下町ロケット」、「空飛ぶタイヤ」同様に
あっという間に読み終えてしまいました。
評価も◎。
池井戸氏の作品もハズレはないようです。

カテゴリー: BOOK, Landscape & Sky | コメントする

 

2011.08.24

2011年8月24日  「Grizzly」

110824


「グリズリー」 (笹本稜平)を読みました。
最近読んだいくつかの笹本氏の作品は山岳モノでしたが、
今回は国際謀略冒険小説、警察小説、そして山岳小説をミックスしたような内容で
核兵器保有国である超大国アメリカに対して、
単身で戦いを挑む孤高のテロリストのストーリーです。
これまで何冊か氏の作品を読みましたが、どれもハズレはなく、
今回の「グリズリー」もとても面白く、読み応えのある作品で◎です。



山で出会いたくない動物の筆頭と言えば「熊」。
今回の鳳凰三山の天空散歩でももちろん会ってません。
かわりに出会ったのは小さな小さな動物の「オコジョ」。
リスのようにちょこちょこと動き回り、
我々に愛嬌をたくさんふりまいてくれました。
(上の写真に写ってるわけではありません・・・あしからず)



昔むかし、ヨセミテに行った時、
ビジターセンターにはグリズリーに襲われたテントや
もの凄い外力で破壊された車の写真がいくつも展示されていました。
そしてハイカーへの注意書きのサインには
「食べ物を絶対に外に出しておかないこと」と。
さもないとこの写真のようになりますよ、
という暗に示した強烈なメッセージに読み取れた。
以来、たとえ日本のそこらへんのキャンプ場であろうと
食べ物を外に出しっ放しにしておくことはありません。
グリズリー(熊)には出会いたくないので。

カテゴリー: BOOK, Outdoor | コメントする

 

2011.08.15

2011年8月15日  「Rocket」

110815


きのうの写真と同じ建造物を斜め横から撮ったモノです。
斜め横からみるとロケットの発射台のようにも見えます。



ロケットと言えば、先日読んだ「下町ロケット」の影響で
ロケットに少し興味を持ち調べてみると、
従業員が20人ほどしかいない北海道の小さな民間企業が
ロケットや衛星を実際に打ち上げてしまった、という記事を見つけました。
そしてそのロケットを打ち上げた会社の社長さんが本を出版しているということで
さっそく注文して読んでみました。

本の名前は 「NASAより宇宙に近い町工場」 (植松努)
本にはその会社の成り立ちやどうしてロケットを打ち上げようと思ったのかなどが
フィクションではなく本当の話として小学生でも読めるような
とてもわかりやすい文章で書かれています。
共感することや驚くこと、なるほど、ということがいくつも書かれていて
とても興味深く読みました。

その会社の本業は宇宙開発ではなくあくまでもリサイクル関連業だそうです。
いつかは宇宙に漂うデブリを処理するロケット&衛星を開発することを
(廃棄された衛星などの残骸が2万個以上も地球の周りを漂っているそうです)
目標のひとつとしているそうです。

ちなみに会社を立ち上げてから実際にロケットを宇宙に飛ばすまでに掛かった年月は
なんと5年!たったの5年でホンモノのロケットを打ち上げてしまったそうです。
「下町ロケット」もビックリです。

カテゴリー: Architecture, BOOK | コメントする

 
 
Copyright © 2014 GakuOgasawara Photography All rights reserved.