小笠原岳

Gaku Ogasawara

近所の散歩、
外出先でのスナップなど。
そんな写真を載せながら
日々の出来事などを。

2012.08.10

2012年8月10日  「etc」

120810


雰囲気のある写真、に見えなくもないですが、
実はただの手ぶれ写真です・・・。



<赤岳登頂エトセトラ>
その1.登山口に向かう山道での出来事。
車2台で舗装されていないデコボコの山道を登っていると、
オフロード車じゃないと進めそうにないデッコボッコの道に遭遇。
まあ一応4WDだし、行けるんじゃない?的な感じでアタック。
(ここまでの運転は自分、でもここは自分のクルマじゃないから持ち主に交代)
が、見事にジュルルルル-とタイヤが空回り。
そこらへんに転がっていた石を凹部にかまして
再度アタックも、ジュルルルルー・・・。
最後の手段は、5mほどバックして勢いをつけて、
ガッシャーンって派手な音を出しつつなんとかクリア。
(自分の車だったらやらないな)

2台目の車もいちおう4WD。
(「いちおう」はミスター4WDのスバルに失礼か・・)
1台目がクリアしたのなら行くしかない。
1台目の車より悪路走破性は良さそうだし、
トロトロ行ってもクリアできるかと思いきや、
やっぱし、ジュルルルルー・・・。
同じく勢いをつけて、ガッシャーンとクリア。

結論。どちらのクルマも1輪が浮いちゃうと全然ダメ。
車高が低く(シャコタンではなく、いわゆる普通のクルマの高さということ)、
足の短い都会派4WDの悪路走破性の無さを身を持って体験できました。
少々辛口ですが、
メーカーサイドはこんな使われ方はおそらく想定外でしょうし、
こんな道を走るなんて人はまずいないでしょう。
なのでメカ的にはノープロブレムです。念のため。

そして話しはそこで終わらず、
せっかく痛い思いをして(クルマが)デッコボッコの悪路をクリアしたのに、
そこから20mほど進んだら、なんと行き止まりだったというオチ。
どうやら道を間違えたようでした。




その2.頂上直下での出来事。
頂上直下の鎖場を、鎖を使わず手足の3点支持で登っていた時、
左手でガバっとつかんだ岩がはがれてしまった。

岩が動いた嫌な感触を得たその瞬間、
すぐ真下に親子連れがいたことを思い出し、
と同時に「危ない!」と叫び、
変な汗が一瞬で全身から噴き出した。
岩をつかんだ左手をすぐに押し込むも、
重力に逆らえない岩は下に落ちようとする。
なんとか必死で押さえ込むが、
もう元の位置には納まってくれない、
右手は自分の体を支えているからどうにも身動きができない。
すると下にいた親子連れのお父さんが
子供を安全な場所に避難させた上ですぐ横まで登ってきてくれ、
さらに近くにいた別の男性が助けを出してくれた。
3人がかりでなんとかその岩を安全な場所に移し事無きを得ると、
安心した自分は腰が抜けたようにその場にへたり込んでしまった。

もしその岩が自分の力で抑えられなかったら・・・、
もしすぐ近くに助けてくれる人がいなかったら・・・、
想像するだけでも恐ろしい。
助けてくれた男性には感謝のことばを伝え、
親子連れのふたりには危険な思いをさせてしまったことを謝罪。

山では自分が勝手に怪我するのはともかく、
ひと様に危害を与えることは絶対にあってはならない。
今回は自分の見極めが甘かったことを深く深く反省。




その3.iPhoneアプリ「山と高原地図」導入
今回の山行で初めてiPhoneアプリの「山と高原地図」を利用。
このアプリは地図データそのものをiPhoneに格納するので
携帯電波が圏外でもGPSで現在地を確認することができる、
そしてどこをどう歩いたかログが取れる、という触れ込み。

地図自体は普段持ち歩く、
昭文社「山と高原地図」の紙版とまったく同じなので違和感なく読める。
現在地もほぼ誤差なく表示され、ログもきちんと取れる。
(地図の縮尺からして誤差が出るようじゃ使いもんにならない)
おっ、なかなか使えるじゃん、と思ったのも数時間まで。
すぐに欠点が露呈。それは電池の消耗が激しいこと。
ただでさえiPhoneの電池の持ちは悪いところに、
ログをとり続け、さらに山の中だからSBの電波はまったく入らない。
電波が入らないのに電波を探し続けるもんだから、
見る見るうちに電池の残量が減ってしまう。
しかたがないので、
正確なログの記録は諦め、常時電源OFFにして、
要所要所で電源を入れ、現在地確認とログを記録するというやり方に。
そんな使い方だから、通常であればログはジグザグの線が
記録されるところをまるで定規で線を引いたかのような直線が記録される。

今後の課題は電池容量の確保。
現時点では予備のバッテリー(eneloop)を持ち歩くしかない。
もうひとつは電波の問題。
仲間の携帯キャリアはauでほぼすべてのエリアで電波を受信していた。
おそらくSBは今後も人里離れたアウトドアエリアへの
アンテナ設置はしないだろうから、
あとはもうキャリアを変えるしかない。
となると、数ヵ月後に出るといわれている”5″の導入とともに
SBからauへの乗り換えをするしかないのだろう。

と、まるで文句タラタラのようでもあるが、
一昔前まで、クルクル伸び縮みするあの電線につながれていた電話器が
掌の中に納まってしまうこんな小さな機械が
こんな使い方ができてしまうのだから、
ひと昔を思えばそれはそれは夢のような機械、
数年前を思えばそれはもう画期的なこと、
だと思います。

カテゴリー: Flower & Plants, iPhone, Outdoor | コメントする

 
 
Copyright © 2014 GakuOgasawara Photography All rights reserved.