小笠原岳

Gaku Ogasawara

近所の散歩、
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日々の出来事などを。

2010.09.30

2010年9月30日  「Shrine」

100930


丹沢山の麓のとある現場で用事を済ませた帰り道、
せっかく近くまできたのだからと大山の阿夫利神社に寄った。


参道下の駐車場に車を停めようとすると
「今から? 最終のケーブルカーがあと20分で出るよ」 と言われ、
参道沿いのお土産屋さんはどこも店じまいの支度。

駐車場から歩くこと15分ほどでケーブルカーの山麓駅に到着。
切符を買おうとすると、
「コレ(最終便)に乗っても、帰りの便はありませんよ」 と言われ、
「帰りは歩いて帰ってきますから」 と言うと、
「いやいや、暗くなってからの下り道は危ないから止めた方がいいですよ」 と言われる。
「まあなんとかなるでしょう」 と訳のわからない回答をして切符を売ってもらい
阿夫利神社(下社)行き最終便16:30発のケーブルカーに乗り込む、もちろん客は自分だけ。
終点の山上駅を降りると、店仕舞い中の茶屋の人が
「今から?」 と変わり物を見るような顔をされる。

山上駅からさらに歩いて阿夫利神社の上社のある山頂まで行ってみようかと思っていたのだが
登山道入り口の看板に
「夜間は登らないこと」
「一人では登らないこと」
なんてことが書かれていて、さらにその横の看板には
「熊出没注意」 と・・。

登山するつもりで来たわけではないので
ヘッドランプも防寒着もレインウェアも持ってない、もちろん鈴も無し。
標高1252mとはいえ、さすがに無謀と思い諦めてUターン、
ケーブルカーと並行してある下山道を降り始めると
山麓駅の駅員さんが「夜間は危険」と言っていたのをすぐに実感。

鎖場や手を使って降りるような登山道ではなく石の階段なのだが
これがまたすごい急こう配で、手すりなんて親切な代物はない、
踏面も足の半分しかなかったり、
てきとうに切り出したなんとなく平ったい石を積み上げてるので大きさもまちまちで凸凹、
年中日陰だから苔むしていて油断するとツルっといってしまいそう。
踊り場のような平場に出ても次に降りる階段が急すぎて
その先が崖なのか階段なのか近づいてみないとわからないといった具合。
まさにユニバーサルデザインの対極にあるような階段の連続。

明るい日中でもアブナイ下山道で、暗闇だと危険度倍増の下山道に化ける。
急こう配の石段で誤って足を踏み外したらおそらく下まで止まらないだろう、石段だけに恐い。
一歩一歩慎重にゆっくり確実に降りていく。
高度も距離も全然たいしたことはないのに、かなりの時間がかかってなんとか下山。
変な汗をかいてどっと疲れてしまった。

次は12月の紅葉の時期にきちんとした恰好で阿夫利神社(大山山頂)を目指すとしよう。
もちろん明るい時間に。



阿夫利神社、
暗くなってからの下山はあまりおススメできません (←人の忠告は素直に聞いたほうがいい)。
ケーブカーが動いているうちに下山しましょう。
それでも降りるという方は男坂ではなく女坂の方へ、そちらは外灯があるそうです。

 
 
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