小笠原岳

Gaku Ogasawara

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日々の出来事などを。

2009.08.27

2009年8月27日  「Mt.Fuji」

090827


夏休みももう終わりということで上のチビと二人で富士山に行ってきた。
富士登山はほとんどの人は1泊2日の行程なのだが我々は日帰り強行。
自分が小さいころに泊った富士山の山小屋のイメージが悪く(1畳に2.5人くらいで寝る)
どうしても山小屋に泊る気にはなれないのだ。今はずいぶん変わったのだろうけど。
日帰り行程は以前にも経験があったので楽勝楽勝!と思っていたのだが・・・。

朝、家を出たのはam7:00。
東名、東富士五湖道路、富士山スバルラインを使ってam9:00に五合目手前着。
駐車場待ちをして車を停められたのがam9:30。
もろもろ準備をしてトイレを済ませ登山開始がam10:00。
この時間だと登る人より降りてくる人の方が多い。

天気も良く、気温も快適で調子よく高度を上げていく、でもそれは7合目くらいまでだった。
7合目過ぎあたりから体が重く感じられ、チビにおいていかれるようになる(さすが現役バスケ部)。
自分の中では以前登った時のイメージが残っているのだが (でもそれは遥か昔、高校3年生の話)
久しぶりの富士山は思っていた以上にきつい (そりゃそうだ、もうアラフォーなのだから)。
山小屋に到着するたびに休憩を入れ、また登るの繰り返し。

9合目手前くらいで今度はチビが高山病気味。
最後の山小屋で酸素ボンベを買って吸わせてみると、だいぶ楽になると言っていた。
自分も吸ってみたがよくわからない。高山病じゃなきゃ効果はないか・・・。

9合目になると頂上もすぐそこに見えるのだがなかなか高度を稼げない。
30m進んでは休憩を入れる、そんな状態。
あと200mという看板が出てくるがその200mがとてつもなく遠い。
ちょっと大袈裟ではあるが、「もう1歩も歩けませんっ」という軟弱者的な疲労感が
何度も襲ってきてそのたびに休憩を入れる。
最後の数10mはもう根性の世界。
pm15:00、高山病気味のチビとスタミナ切れオヤジのふたりで何とか頂上に到着。
前回登った高校3年生の時は2時間半だったから倍の時間がかかったことになる。
富士登山って目茶苦茶キツイじゃん、というのが正直な感想。

頂上に着いたらお鉢巡りをする予定でいたのだが、時間的にも体力的にも無理 (どちらかと言うと後者)。
高山病気味のチビはじっとしてても辛いというのでお鉢を覗いただけで、頂上滞在30分ほどで下山開始。

吉田口コースは北斜面なので夕方のこの時間はほとんど日陰。
日差しが無いのはありがたいが下りは膝にくるのがキツイ。
もうだいぶ降りたなと思って休んだところは・・・まだ7合目。
だいぶ暗くなりかけた下山道をなんどもズッコケながら降りていく。
6合目付近では階段状の道があるのだがストンとは降りられない。ヘラヘラと膝が笑ってるのがわかる。
6合目を過ぎるとあたりはもう真っ暗。月明かりの中を二人とも無口でとぼとぼ歩く。
あと10分くらいと思っていた場所から30分かかった。
そしてpm19:00、5合目駐車場に到着。

家への帰り道、山中湖あたりで温泉に入っていく予定でいたのだが、チビは車に乗ったとたん爆睡。
まあ無理もないかと、楽しみにしていた温泉は諦めて、朝通ってきた道をまっすぐ帰る。
自宅に到着したのはpm21:30だった。
朝、家を出てから14時間半、そのうちの8時間半は歩き通しだったわけだ。

こうしてチビは初めての、親父は4回目の富士登山をヘロヘロになりながらもなんとか無事終えたのであった。
2009年夏の想い出 (になるかどうかはそれぞれか・・・)、

 
 

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